集中討論、フォーカス・グループによる熟議

集中討論とは

  • ある一つのテーマについて、市民をランダムサンプリングで集めて会合をもたせるというもの
    • アメリカ、イギリス、デンマークなどで行われている。500人から600人の市民を住民から無作為に選んで集めて、三日間にわたって一つの特定のテーマについて議論させる。例えば、犯罪、保険、社会保障、移民など。それからそのグループを専門の司会者一人ついた20人の下位グループに分け、市民はそのテーマについて話し合う。そして団体で専門家に会い、質問し、それについて徹底的に議論する。そのあと小さなグループに戻り、再び話し合う。そして翌日からは、政治指導者のグループと会見し、質問する。
      • "議論のあとに始まる質問の質と適切さが増す。非常に良く政治事情に通じた市民団となる"。

世論調査との違い

  • 世論に代表としての価値があるのか
  • 世論に熟慮と議論の機会があるのか

熟議、評議、審議、討議、討論(Deliberation)

中心はLearn(学ぶ),Think(考える),Talk(話す)
本を読む、ビデオを見る、現実を見る

Deliberative Poll(討論型世論調査)
  • 藤沢DP、年金DP、エネルギー環境問題に関するDP、雪のDP
  • Crime(UK,1994) Economy,Foreign Policy,Family(USA,1996),Depiblic(Australia)Euro(Denmark,2000)
  • 強制ではない
  • 事前アンケート。郵送や電話で(ランダムダイアリング)。無作為抽出した市民に。20歳以上。
将来ビジョンや現在状況。討論フォーラムの参加者をつのる。回答率は40%。
通常の世論調査よりも高い。5%程度が最終的に討論者として参加。
  • 討論資料事前送付
小グループの討論ー>全体会議を繰り替えす。三回。そしてまたアンケートをとる。


  • 小集団の討論
  • ルール下のじっくり討論(一人がしゃべりすぎないようにしたりする。)
  • 相手の尊重・否定をしない
  • 他者の意見の重要性
  • 自分の考えを寝る時間
  • 議論の前提を確認
  • 参加の意味の違い(応募と無作為抽出)
    • 普通は興味がある人だけを集めて参加をつのう<ー>無作為抽出。

年金制度計画
医療制度計画
高速道路無料化
子ども手当
道州制
総合計画
原発
雪問題(札幌市)

欠点

政策にどう活かすか
ファストオピニオンとスローオピニオン
賦課方式と積立方式とどっちがいいか
(普通の世論調査。賦課方式と積立方式のどちらがいいか聞かれる。YESorNO。普通の世論調査ではわからないのに答えてしまう人が多い。専門家などと意見交換や知識が必要。)
  • お金がかかる

DP基準

  • 意見・態度の変化
  • きちんとした討論手続き
  • 制作に反映
  • サンプリング重視(代表制)

製作者

  • ジェームズフィシュキンが作った
  • 十分な情報と討論に基づく世論の聴取

民主主義の4つの原理。


政治的平等
熟議
大衆の政治参加
非専制



  • 最終更新:2014-05-27 13:38:46

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